胡錦濤国家主席、江沢民氏の業績を高く評価


 江沢民氏と胡錦濤国家主席(中国共産党中央総書記、中国共産党中央軍事委員会主席)は、20日午前に北京で開かれた中央軍事委員会拡大会議に出席し、それぞれ談話を発表した。

 胡錦濤総書記の談話の内容は次のとおり。

 江沢民主席は、党が事業において過去を継承して未来を開いてゆくため、国家の長期的な発展・安定のため、軍隊の長期的な建設事業のため、軍事委員会主席の職を辞任することを自ら提案した。江沢民主席はわれわれの党、国家、軍隊の上層指導部の世代交代の制度化、規範化、プロセス化において歴史的な貢献を行った。江沢民主席の優れた品格や節度、大きな度量はわれわれに模範を示した。

 江沢民主席はわれわれの党の第三世代の中央指導グループの中心だ。党の第13期中央委員会第4回全体会議から第16回全国代表大会(第16回共産党大会)にいたるまでの13年間、江沢民主席は中央指導グループにしっかりと依拠し、全党、全軍、全国各民族の人民を率いて、わが国の主権と安全保障に関わる一連の国際的な突発事件に落ち着いて対応し、政治や経済、自然界における困難・危険に打ち勝ち、改革開放と現代化建設が常に正確な方向に沿って前進するよう保証し、党の基本理念、基本路線、基本綱領、基本経験を堅持し発展させるために、中国の特色ある社会主義事業の発展のために、傑出した貢献をした。

 過去15年、世界情勢は急激な勢いで変化しており、わが国の改革開放と現代化建設の全面的な推進は、国防と軍隊建設に多くのこれまでになかった新しい課題をもたらしている。江沢民主席は国防と軍隊建設に関する一連の戦略政策を打ち出し、軍隊の発展における一連の際立った矛盾と問題を解決し、一連の重要な軍事行動を指揮し、わが軍をして政治闘争や軍事闘争、深刻な自然災害との闘争という厳しい試練に耐え抜かせ、党と人民から託されたいくつもの任務に成功させ、軍隊の革命化、現代化、正規化建設における大きな成果を収めさせた。

 党の軍隊に対する絶対的な指導を堅持することは、軍の建設と発展における主要な問題だ。思想・政治の構築を軍建設の第一に位置付け、全軍の士官・兵士が党中央委員会と中央軍事委員会の指揮に断固として従い、党中央と中央軍事委員会との一致を断固として保つことを保証しなければならない。

 新しい時代の軍事戦略方針によって組織全体をまとめ、わが軍の現代化建設を加速させる必要がある。現在最も重要かつ現実的で最も差し迫った戦略的任務は、軍事闘争の準備をしっかり行うことである。軍隊の現代化発展の必要性に合わせ、法に基づいた厳格な軍管理を強化し、軍備、訓練、業務、生活における正しい秩序を確立し、わが軍の規範化の水準を引き続き高めなければならない。

         「人民網日本語版」  2004年9月22日