温総理訪ロ、テロ撲滅協力など5分野に関連


 国務院の温家宝総理は12日、北京・中南海で、ロシア訪問とフラトコフ首相との第9回中ロ首相定期協議を前に、ロシアのインタファクス通信とタス通信のインタビューに応じた。温総理はタス通信の質問に次のように答えた。

 ――ロシア訪問で、中国はロシアにどんな協力提案を示すのか。

 私は今回のロシア訪問で第9回中ロ首相定期協議に臨む。またプーチン大統領と会見する。われわれは、中ロ両国の友好協力関係の一層の発展と、共に関心を抱いている地域および国際問題について意見交換する。私の訪問は次の5つの事業に関連する。

 (1)この1年来の中ロ両国の各分野における協力の状況を総括し、存在する問題の解決を検討し、両国関係を今後発展させるという目標と任務を明確化する。

 (2)ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟交渉を終える。私はロシア首相と共に、われわれがすでにこの仕事を終え、両国が最終合意を締結するためのすべての準備をすると宣言する。

 (3)両国の友好協力計画を制定し、この計画にわれわれ両国の各分野における協力の具体的内容を計画に盛り込み、真剣に実施に移す。

 (4)エネルギー、特に石油・天然ガス分野における協力に関する協議を強化する。

 (5)両国が共に関心のある地域および国際問題について意見交換する。特にテロリズム、分裂主義、原理主義という「3つの勢力」撲滅での提携と共同歩調を強化する。

                    「人民網日本語版」 2004年9月23日