中国-カザフ石油パイプラインが着工


  カザフスタンのアタスから中国新疆ウイグル自治区の阿拉山口までを結ぶ中国-カザフ石油パイプラインの敷設工事が28日に着工する。パイプラインの全長は約1千キロメートルだ。

 敷設工事は、中国石油天然気集団公司とカザフスタンの国営石油天然ガス会社が共同で請け負う。第1期工事にかかる費用は7億ドル。完成は来年の予定で、年間1千万トンの石油輸送能力が見込まれる。第2期工事は2011年完成予定。完成後、カザフスタンから中国への石油輸送能力は年間2千万トンに拡大する。

 駐中国カザフスタン大使は北京で、同石油パイプラインの敷設について、「パイプラインの安全確保も含め、詳細な研究と準備作業を進めてきた」と表明。「われわれにはパイプラインへのテロ襲撃を防ぐ能力があると信じる」と語った。

                       「人民網日本語版」 2004年9月29日