中国、青海=チベット鉄道沿線の環境保護措置を実施


 国家環境保護総局筋がこのほど、関係部門は多くの措置を講じ、青海=チベット鉄道敷設による青海チベット高原の環境に対する影響を効果的に抑えている。

 伝えられるところによると、これら措置には、敷設工事の範囲、従業員と車両の走行路線などに対する厳格な画定、高原と植皮に対する保護、鉄道沿線の野性動物の棲息習慣を考慮に入れた工事実施などが含まれている。

 このほか、敷設の過程では、高原の凍土環境と沿線の自然景観に対する保護を強め、汚水の処理とごみの集中処理など厳しい措置の実施を通じて汚染物の排出量を規制し、鉄道沿線の環境保護にも努めている。

 なお、青海=チベット鉄道は、青海省の中心地西寧市とチベット自治区の首府ラサを繋ぐもので、全長は1956キロの世界で海抜が一番高い鉄道である。

         「CRI」より  2004/10/08