「台湾独立は決して容認せず」中・米首脳が電話会談


 胡錦濤国家主席は7日夜、米国のブッシュ大統領と電話会談を行った。双方は会談で、台湾問題と経済関係についてそれぞれ次のように発言した。

▽ブッシュ大統領

 米国は米中関係を非常に重視している。米国政府が引き続き「一つの中国」政策を遂行し、3つの米中共同コミュニケを順守し、台湾の現状の一方的な改変に反対することを重ねて言明する。米国のこの立場が変わることはない。

 現在の両国の経済貿易関係の発展を積極的に評価する。両国の協力が途切れることなく発展するよう願う。

▽胡主席

 中国は米国と共に、対話と協力を強化し、両国の関心事を適切に処理し、その建設的な協力関係を絶えず前進させていきたい。

 台湾問題における中国政府の立場は非常に明確だ。最大の誠意と最大の努力によって、台湾問題を平和的に解決したい。だが「台湾独立」は決して容認せず、いかなる勢力のいかなる方法による台湾の中国からの分割も許さない。現在、「台湾独立」分裂勢力の分裂活動は、台湾海峡地域の平和と安定に対する最大の脅威だ。米国が約束を適切に履行し、「一つの中国」政策と3つの共同コミュニケを堅持し、「台湾独立」に反対し、台湾に先端兵器を輸出せず、台湾当局にいかなる誤ったシグナルも送らないよう望む。

 現在、両国の経済貿易協力の発展は全般的に良好だ。米国が対中輸出規制の緩和、中国の完全な市場経済国としての地位の承認などにおいて、積極的な行動をとることを望む。

         「人民網日本語版」 2004年10月8日