李肇星外交部長、温家宝総理のベトナム訪問を評価


 ベトナムの首都ハノイで開催されたアジア欧州会議(ASEM)の第五回首脳会議の参加した中国の温家宝総理に随行している外交部の李肇星部長は9日、「温家宝総理の今度のベトナム訪問は実情にかない、多くの成果があった外交活動であった」と強調した。

 李肇星部長は、「ベトナム訪問中、温家宝総理はベトナムの指導者と二国間関係の維持と発展について共同の認識に達した。双方は、経済と貿易の分野で互恵の協力を行い、その新しいルーツを見出すことに同意した。またベトナム側は、一つの中国の政策を断固と実施して行き、如何なる方式による"台湾独立"活動にも反対し、台湾とは政府間関係を結ばないと表明した」と述べた。

 李肇星部長は、「ASEM首脳会議の席上、温家宝総理は、アジアと欧州との政治的対話、経済協力と貿易、文化交流などについて談話を発表したが、これはよい効果があった。また温家宝総理の文化の多様性と文明の対話に関する発言も、大きな喜ばしい反響をよんだ」と述べた。

 李肇星部長は、「温家宝総理の今回訪問は、中国の善隣友好と平和外交政策の具体的な現れであり、善隣友好を強固にし政治上の相互信頼を促し、全面的協力を深化させるという目的に達した」と強調した。

         「CRI」より 2004/10/10