コンドーム自販機を一新、公共の場に拡大設置 北京


 北京市は8日、コンドームの使用を公共の場所で広める活動をスタートさせた。10月から、第1弾としてコンドーム自動販売機1千台が同市朝陽区、海淀区、西城区、昌平区のホテル、カラオケ、バー、大学・短大などに設置される予定。

 今回のコンドーム販売機設置活動は、北京市政府機関の北京エイズ予防治療活動委員会、非政府組織の北京性病・エイズ防止協会、コンドームメーカーが共同実施する。販売機にセットされるコンドームは、「男子漢」と「花仙子」の2ブランド。価格は1つ1元。

 販売機は、設置場所によって色が異なる。ホテルにはグレー、バーやカラオケ、ナイトクラブ、建築工事現場、大学構内には黄色の販売機がそれぞれ設置される。

 これ以前に、北京市計画生育委員会はコンドームメーカーと協力し、北京市内の大学構内、街道、コミュニティなどにコンドーム販売機1700以上を設置しているが、これらの販売機は現在大部分が破損したり、コンドームの補充が行われないまま放置されたりしている。この古い販売機1700台は今月、エイズ対策を宣伝した新しい販売機にすべて交換される予定。新販売機は表面の色が一新されるほか、エイズ予防活動を示す赤いリボンのマークが左上方に描かれている。

         「人民網日本語版」 2004年10月10日