温家宝総理、中仏関係の絶え間ない発展を推進したいと希望


 中国の温家宝総理は10日北京で中国訪問中のフランスのシラク大統領と会見した際、「中国はフランスとの関係発展を重視し、終始一貫戦略的な見地から両国関係を見ており、双方が引き続き努力して、両国関係の絶え間ない発展を推進するよう期待する」と表明した。

 その際、温家宝総理は、両国関係を高く評価し、「中国とフランスの関係は、政治面では最も安定し、経済面では最も深く、国際問題の面では最も緊密に協調を行う両国間の関係である。両国の全面的で、戦略的なパートナー関係は発展し、打ち固められている。両国の経済貿易協力には、非常に大きな潜在力と明るい発展の見通しがある。双方はエネルギーや交通などの分野での協力を更に強化し、中小企業の協力メカニズムを確立し、これを完備させ、ハイテク技術分野での協力を強め、両国の経済貿易協力を一層高いレベルに引き上げる必要がある」と強調した。

 これに対し、シラク大統領は、原子力エネルギーや航空、鉄道、農業、環境保全などの分野での両国の協力を強化する強い願いを示すと共に、「急速に発展している中国は、両国の全面的な協力のために大きなチャンスを提供した」との認識を示した。

                             「CRI」より 2004/10/11