世界第7位、TCLアルカテル移動電話が営業開始


 国内大手家電メーカー・TCL集団傘下のTCL通訊科技と仏アルカテル社の合弁により設立された、TCLアルカテル移動電話(TAMP)が10日、北京で開業式を行った。

 モルガン・スタンレーの推計では、新会社の携帯電話の年間販売台数は2千万台に達するとみられ、中国第1位・世界第7位の巨大携帯メーカーが誕生することになる。本社所在地は香港で、純資産は1億ユーロ。TCL通訊科技が55%、アルカテルが45%の株式を保有する。

 新会社は今後6年間、アルカテルのブランドを無料で使用できるほか、アルカテル社の第二世代・第三世代移動通信(2G・3G)関連の知的財産権も享受できる。また、フランスと上海に研究開発センターを設置する予定。新会社は有力なコア技術を持つため、中国企業としては初めて世界の移動通信業界の第一線に立つと見られる。

                        「人民網日本語版」 2004年10月11日