孔子生誕シンポ 儒学と社会主義的先進文化を結合

 


 全国政治協商会議の賈慶林主席(中国共産党中央委員会政治局常務委員)は9日、孔子生誕2555周年記念国際学術シンポジウム・国際儒学連合会第3回会員大会に出席して「中国共産党と中国政府は儒学に内在する優秀な伝統文化の保護、発揚、継承、発展を非常に重視している。儒学に内在する中国の優秀な伝統文化は現在、効果的に保護、発揚されており、かつてない繁栄と発展を得ている」と語った。

 賈主席は「現在、儒学に内在する優秀な伝統文化をどのようにより良く継承、発揚するか、またこれを中国の社会主義的先進文化の建設にどのように奉仕するかは、われわれの直面した一つの大きな課題だ。われわれは科学的姿勢で、科学的方法を用いて、儒家文化の発掘、整理、研究の強化に努め、その精華を取り出すと共にその残滓を捨て去り、儒学研究と社会主義的先進文化の建設を密に結び付け、真の意味で古代の教えを現代に役立たせ、現実に奉仕するようにしなければならない。儒学研究の成果を積極的に世界に向けて紹介して広め、中国の優秀な伝統文化の紹介と活気みなぎる現代中国の社会主義的先進文化の宣伝とを結び付け、それによって中国をより良く世界に向かわせ、世界に中国を理解させるようにしなければならない」と強調した。

 孔子の生誕記念活動は5年に1度行われる。今回の大会は21世紀になって初めて開かれた孔子生誕記念の大規模な国際学術会議で、「儒学と現代文明」をテーマとしている。

                        「人民網日本語版」 2004年10月11日