中国 年内に酒類の卸売り・小売業営業規範を公布


 商務部筋によると、酒類の流通・管理システムの長期的に効力のあるメカニズムを構築するため、商務部は国家品質検査総局と国家標準委員会の指導の下で、「酒類の卸売り・小売業営業規範」を二つ作り、当面、関係部門の意見を徴し、年内に公布することになっている。

 同筋によると、酒類市場の管理を強化するため、「末梢と根本を同時に整備する一方、根本的な問題を重点として解決」という原則に則って、酒類の経営の長期的に効力のあるメカニズムを構築するために効果的な措置を取ることになり、次のいくつかの面から着手することとなっている。  

 一、酒類市場を管理する法制整備を速めること。年内に酒類の卸売り・小売業の規範を発布する同時、商務部は世界で通用する管理モデルを取り入れ、酒類の流通についての管理条例の起草を速めること。

 二、酒類市場参入許可制度を全面に押し広めること。各クラスの商務部門が『食品安全についての国務院の指示』に基づいて、酒類市場への参入許可を厳格に管理することが求められた。酒類市場の投資者と経営者の資格審査制度、つまり、酒類市場の投資者と経営者が良好な信用および資金状況を兼ね備えてこそ、はじめて関係法律に基づいて営業許可証を取得することができるという制度が実施されることになっている。それと同時、厳格かつ規範的な管理メカニズムを構築し、市場の「巡回査察制度」を確立し、不合格食品の返却、リコール、焼却および公布制度を健全化させ、市場に出回る酒類製品の安全を確保することになる。

 三、酒類の流通の現代化を速め、酒類市場のチェーン経営および流通・配送などの現代化経営形態の発展に大いに力を入れ、健康な飲酒習慣と酒類の合法的な経営をPRする措置を取ることになっている。

                           「チャイナネット」 2004/10/12