内蒙古のカシミヤの総産出量が世界の三分の一に

 


 内蒙古自治区農業牧畜業庁によると、今年、自治区全体のカシミヤの産出量が5644トンに達し、世界全体の総産出量の三分の一となることが確実となった。

 内蒙古自治区農業牧畜業産業化作業部主任の周文毅氏の話では、カシミヤの主要産地として、内蒙古における今年のカシミヤ産出量には引き続き緩やかな伸びが見られ、昨年比5.7%増となり、全国でトップとなった。現在、自治区全体の売り上げ収入が100万元に達した加工企業がすでに58社に達し、売り上げ収入が1億元以上に達した企業は8つにのぼっている。

 内蒙古自治区副主席のレイ・オルドニ氏によると、今後、内蒙古のカシミヤ産業の発展はブランド化経営を方向としており、政府は中堅企業がカシミヤ生産の先進諸国で製品の企画、研究開発、販売センターを設置することを奨励し、サポートしている。それと同時に、自治区は、中堅企業の技術改造を加速し、製品の品質レベルと付加価値を高め、異なった季節における人々のニーズに合わせ、マーケットシェアを増大させ、世界のカシミヤ市場における中国の優位性の確立に務めることになっている。

                         「チャイナネット」 2004年10月14日