中国は第11次5カ年計画(2006〜10年)期間に、「長城基地」「中山基地」に継ぐ第3の南極観測基地を大陸内陸部に建設する計画だ。13日に国家海洋局の極地考察弁公室が明らかにした。
事前準備のため、25日に上海を発つ第21次南極科学調査隊(13人)が、70日間の日程でドームAの調査を世界で初めて行う。ドームAは海岸線から1300キロ離れた最も内陸部のドーム(氷床の最高点)で、南極大陸の最高標高地点。気候条件はきわめて厳しく、観測活動はこれまで行われていない。
今調査の具体的任務は、ドームA(海抜4039メートル)に到達して臨時基地を建設し、内陸観測基地の建設予定地で実地調査を行うことだ。基本目標は、中山基地からドームAまでの氷河観測システムの一層の実用化と、内陸観測基地の建設に向けた基盤固めとなる。
「人民網日本語版」 2004年10月15日
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