国務院台湾事務弁公室スポークスマン、陳水扁氏が緩和を
称えることはウソ、真には『台湾独立』であると表明


 中国国務院台湾事務弁公室の張銘清スポークスマンは13日、北京で、「台湾当局の指導者の陳水扁氏が今月10日発表した「両岸の緊張した情勢を緩和する」という談話は、ウソであり、引き続き『台湾独立』を行なうことは本当のことである」と指摘した。

 張銘清スポークスマンはその際、「陳水扁氏が両岸の緊張や対立を軽く言うが、その談話は海峡両岸の『一辺一国』の分裂立場を頑固に堅持し、台湾が中国の一部分であることを一層否定し、大陸を大いに中傷し、勝手に両岸関係を悪化させている。これらはその虚言を暴露した。陳水扁氏はその談話の中で、『中華民国が台湾であり、台湾が中華民国である』と鼓吹している。この赤裸々な『台湾独立』の言論は台湾海峡の平和と安定への厳重な挑発だ」と述べた。

 張銘清スポークスマンは、「当面の両岸関係が厳しい情勢にある。その根本的な原因は陳水扁氏が『台湾独立』の分裂行動を一層激しく行うことにある。『台湾独立』が台湾海峡の平和とアジア太平洋地区の安全の最大の脅威である。国家の主権と領土の保全を守ることは中国の中心的な利益である。中国人民は国家主権と領土の保全を守る自信や能力がある」と述べた。

 別の報道によると、張銘清スポークスマンは、「台湾当局が『1992年の合意』を認めさえすれば、両岸の対話や交渉を回復できる」と述べた。

 国務院台湾弁公室の定例記者会見で、張銘清スポークスマンは、「祖国大陸は従来から、『一つの中国』の原則の上で、政治的な争いを棚上げにして、一日も早く両岸の対話と交渉を回復させるよう呼びかけてきた。1992年、中国大陸の海峡両岸関係協会と台湾の海峡交流基金会はそれぞれ口頭の方式で、『海峡両岸は共に一つの中国の原則を堅持する』ということで合意した。この事実を否定することはできず、避けることも許されないものである。祖国大陸は、台湾当局が『1992年の合意』を認めさえすれば、両岸の対話や交渉を回復できるということを一貫して主張し、また何回もその態度を表明した。この立場はいつまでも変ることはない」と述べた。

                           「CRI」より 2004/10/15