西部開発、今後の重点四業務


  国務院西部開発弁公室副主任、国家発展改革委員会副主任の李子彬氏は、このほど記者会見の席上、今後の西部開発には4つの重点業務があることを明らかにし、以下のように分析した。

 第一の重点業務は中央の要求に照らし、10年以内にインフラ施設建設、環境保護建設方面で画期的な進展を確保する。まずは、西部地区の交通、水利、エネルギー及び農村の生産インフラ施設を継続的に強化し、10年以内の画期的な進展を確保する。次に、減反植林、放牧縮小草本播植プロジェクト、環北京・天津風砂源処理整備及び自然林保護プロジェクトを包括する生態環境建設の継続的推進である。

 第二の重点業務は統一計画に基づく経済的協調社会を発展させ、教育、衛生など社会事業の発展を強化することである。

 第三の重点業務は特色ある経済、優位性のある産業の発展強化である。西部大開発戦略実施以降の5年間、一面で西部地区のインフラ施設条件は不断に改善され、特色ある経済の発展に有利な条件を提供し、西部地区の特色ある優位な産業発展を加速させる任務を重要な議事日程にのせてきた。もう一面では、特色ある経済の発展もこれらインフラ施設条件の機能をよりよく発揮させていることである。特色ある経済の優位性を発展させることによってのみ、西部地区経済の競争力を向上させ、税収の増加、雇用の拡大、財政能力強化などを含む西部地区自身の発展能力を増強し、西部大開発のさらなる発展のためのよりよい基礎を固めることができるのである。

 第四の重点業務は継続的な改革の深化、開放の拡大であり、逐次、生産力の発展を束縛する体制的障害を取除くことである。

                           「チャイナネット」 2004/10/18