中国に「反日教育」などはない 王毅駐日大使


 王毅駐日本大使は18日、日本記者クラブで行われた記者会見に招かれ、中国政府の対日政策や歴史問題、台湾問題などにおける原則的立場を説明した。日本の一部メディアが指摘する「中国の反日教育」について、王大使は次のように語った。

 中国では反日教育などというものは行われていない。他国と同様、あるのは愛国主義教育だ。もし特に日本に対するものがあるとすれば、毛沢東時に始まる中国の歴代指導者が、対中侵略戦争の責任は日本のごく少数の軍国主義分子にあり、多数の日本の人民も被害者であり、中日両国の人民は世々代々にわたり友好的であり続けるべきだと、中国の人民に語ってきたことだろう。まさにこうした中日友好の教育があったからこそ、日本の残留孤児が中国の一般人に大切に育てられ、成人し、中日友好の教育があったからこそ、中日両国の国交正常化が実現したのだ。

         「人民網日本語版」2004年10月19日