会談の席上、双方は、いまの中日関係に見られる"政冷経熱"という状態は不正常であり、両国国民の利益には見合わないとして、中日双方はこの状態のいち早い改善のため共同で努力しなくてはならないという点で一致に達した。

　王毅大使はその際、「両国関係における政治的障害については、中日共同声明の原則を厳格に守るべきであり、"歴史を鑑とし、未来に目を向ける"という精神に則って、適切に解決すべきだ」と強調した。

　会見で、東中国海の海上国境線区画と関連海域の開発などについても意見を交換し、王毅大使はその際、中国側の立場を表明したが、双方は、対話を通じてこれら問題の適切な解決を求めることで共同の認識に達している。

　　　　　　　　　｢CRI｣より2004/10/19