業務用の静止気象衛星打ち上げに成功 中国では初



 中国の独自開発としては初の業務用静止気象衛星「風雲2号C星」が19日午前9時20分、西昌衛星打ち上げセンターから「長征3号甲」ロケットで打ち上げられた。

 「風雲2号」のA星とB星は試験衛星で、1997年と2000年にそれぞれ打ち上げられた。今回のC星は重さ1.38トンで、技術的な性能が多数改良されている。

 中国は1988年に初の気象衛星を打ち上げて以来、合計7基の気象衛星を打ち上げている。国家気象衛星発展計画によれば、今後数年間で「風雲2号」型の業務用気象衛星を複数打ち上げる予定。継続的に運用できる一連の静止気象衛星業務システムを構築し、気象予報や地球大気環境観測などのニーズに対応する。

 打ち上げに使われたロケット「長征」シリーズは、今回が81回目の発射。同シリーズは1996年以降、39回連続で発射に成功している。

                         「人民網日本語版」 2004年10月20日