松下電器「松下杭州工業団地」が着工

 

 松下電器産業の中国における最大の投資となる「松下杭州工業団地」建設が18日、正式に着工した。

 同社によると、松下杭州工業団地の全体計画は3期に分けて建設され、第1期工事は総工費19億元。この工業団地は将来1000万台以上の各種白色家電の製造能力を持つ。この工業団地で造られた家電製品は中国市場に供給するほか、日本への逆輸出や欧米など海外市場へ輸出される。同社の戸田一雄副社長は「中国での厳しい家電販売競争に直面していることから、普及型家電製品を中国で生産しなければ生き残れない。韓国メーカーのLGやサムソンは『高品質・高価格』から『高品質・低価格』への転換を図っており、松下も中国における消費者層争奪の競争に参加していく」と話している。

                       「人民網日本語版」 2004年10月20日