温家宝総理、朝鮮への経済援助の継続を言明


 国務院の温家宝総理は19日、朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長と中南海で会見した。

 温総理は中朝の経済・貿易関係に関連して、「中朝双方が友好互恵、共同発展の原則に基づいて、双方の経済貿易関係の健全な発展を保障するシステムを徐々に整え、双方の企業によるさまざまな形式の貿易や投資活動を積極的に奨励し、人材育成や技術交流を展開したい」と表明した。さらに「中国政府は力の及ぶ範囲で、引き続き朝鮮へ経済援助を提供していく」と重ねて表明した。

 双方は朝鮮半島情勢についても意見を交換した。温総理は「現在、半島の核問題をめぐる情勢は複雑に錯綜し、対話プロセスも一連の困難に直面している」と指摘。その上で、「こうした情況ではなおさら、各国が冷静に、引き続き対話を通じて、信頼を強め、意見の相違を減らし、半島の非核化の実現に共に力を尽くし、半島の平和と安定を守らなければならない」と表明した。

                        「人民網日本語版」 2004年10月20日