中小企業が税収全体の46%、中国のGDPの半分以上を創出


  第一回中国中小企業博覧会が、18日に広州市で開催された。中小企業のための博覧会が開催されたことは、中小企業の発展にとって必要であるとともに、中小企業が中国経済の発展の中でますます大きな役割を果たすようになったことをも物語っている。

 現在、すでに中国経済において、なくてはならない存在となった中小企業は、数多くの分野で立ち上げられている。工商行政管理部門によると、2003年における中国の中小企業の数は、すでに360万社を超え、自営業者の数は2700を上回り、中国の企業総数の99.6%を占めるに至った。中小企業が創出した最終産品とサービスの総額は、GDPの55%に達し、納税額は中国の税収全体の46%を占めている。

 中国の特許取得件数の中で、中小企業は65%を占め、75%以上の新技術、80%以上の新製品が中小企業によって、開発されている。中小企業はすでに技術革新、経営体制改革の主体となっている。中小企業は、また、雇用機会を創出する主要な経済体ともなっている。中国における城・鎮就職者の75%の就職先は中小企業で、農村からの2.3億人の出稼ぎ者は主に中小企業によって、吸収されている。

 2003年における中国の非公有制経済の総生産額は、GDPの3分の2に達し、非公有制経済の中の98%は中小企業である。中小企業の発展は、中国の市場経済に多様化した、活力に満ちた競争環境を作り出している。それと同時に、2003年に、中国政府は、中小企業の発展のために専門の資金を投じ、上海市、広東省など多くの省・直轄市では、中小企業への支援を強化している。このほか、中国は、中小企業の対外的な経済協力、技術面での提携を促進するため、APEC中小企業サービス連盟を設立し、第2回、第3回APEC中小企業技術交流・展覧会を主催した。

 今回、広州市で行われた中国中小企業博覧会は、中小企業が「国境を越え、世界に進出する」ことを支援する重要なイベントとなっている。

「チャイナネット」2004年10月21日