共産党中央と中国政府、
河南省の炭鉱ガス爆発事故を高度に重視


 20日夜に中国の中部にある河南省鄭州の新密市で炭鉱ガス爆発事故が起きたことを受け、中国共産党中央と中国政府はこれを高度に重視し、共産党総書記でもある胡錦涛国家主席と温家宝総理はそれぞれ重要な指示を出し、地元政府と関係部門が、すべての措置をいち早く講じて、地下の坑道に閉じ込められている作業員の救出に全力で当たり、負傷者の治療に尽力し、また事故原因を真剣に調査し、善後作業を確実に行って鉱山地区の安定を維持するよう求めた。

 また共産党中央と中国政府は作業チームの現場に派遣し、救済作業を指導することを決めている。

 このガス爆発事故でこれまでに60人の死亡が確認されているが、報道によると、爆発が起きた時、地下では400人あまりの従業員が作業しており、そのうちの200人あまりが事故現場から逃げたが、現場では56人が死亡している。またこれまでにさらに4人が遺体で見つかったため、死亡者数はすでに、60人に上ったものである。現在、なおも88人が地下に閉じこめられ、行方不明となっている。

「CRI」より 2004/10/22