中国 世界最大のケータイ生産地に

                 


 情報産業部の婁勤倹副部長はこのほど、「中国はすでに世界最大の携帯電話の生産地になり、五年間の発展により、携帯電話製造業が中国情報産業の持続可能な発展および輸出の拡大を支える支柱の一つになっている」と語った。

 統計データによると、1999年から2003年までの時点で、中国大陸部の携帯電話生産量は5億台に達し、5000億元の売上高のうち、輸出は200億ドルとなった。

 2003年年末の時点で、中国の携帯電話生産能力が世界の50%、生産量が世界の40%を占め、携帯電話の様式も1000類を上回ることになった。2004年の携帯電話生産量は1.43億台、輸出が1億台になった。婁副部長によると、5年以来、政府、企業および国内外の投資者たちの絶え間ない努力によって、携帯電話製造業は持続的な発展を遂げた。当面、国外の投資者たちによる投資規模がさらに拡大し、技術譲渡も頻繁であり、数多くの研究開発センターも設立されている。中国の携帯電話産業においての国外からの投資総額が60億ドルに達し、そのうち、研究開発センター設立を目的とする投資は7億ドルに達する。それと同時に、国内の携帯電話生産企業もどんどんと発展を遂げている。今年上半期の国産携帯電話のシェアは昨年年末のそれをさらに50%を上回り、5020万台となった。一方、ノキア、モトローラ、サムスン以外、国外の携帯電話は基本的に中国市場では大きなシェアを占めるに至っていない。

 「波導」(BIRD)は相変わらず国内最大の携帯電話生産企業であり、9.48%のシェアを占めている。そのほか、康佳(KONKA)、ハイアール、迪比特(DBTEL)がそれぞれ4%−5%のシェアを占めることとなった。当面、中国における37社の携帯電話生産企業の中では、15社の国内企業および22社の外資系企業が含まれている。

                            「チャイナネット」 2004/10/27