チベット高原羌塘盆地に大量の石油・天然ガス資源確認

 


 「新段階中国国土資源大調査」の実施過程で、大量の石油・天然ガス資源が埋蔵されていることが判明したチベット高原羌塘盆地は、青蔵(青海・チベット)高原海相盆地石油探査で最も見通しの明るい地区となり、わが国の石油・天然ガス工業の新たな発展地域となる可能性が高くなった。

 国土資源部による「新段階中国国土資源大調査」は、1999年に組織、実施を開始しており、調査開始後の5年間に石油・天然ガス資源戦略調査面で一連の段階的成果を収めている。

 この十数年、わが国の地質学者はチベット羌塘盆地に対する大規模な全方位的探査、評価、研究業務を行い、盆地の構造の進展変化、地層層理、石油・天然ガス埋蔵条件に対する認識を深め、盆地石油・天然ガス資源の潜在力を評価している。

 地質学者はすでに羌塘盆地南部で約100kmの古いオイル埋蔵帯を発見しており、この事実は青蔵高原ではかつて大規模に石油・天然ガス生成され、集中したことを物語っている。

 専門家によると、チベットの石油・天然ガス資源戦略調査は大きな進展を見せており、わが国エネルギー戦略予備地域を確保できる可能性が大きく、国家経済建設の安定した持続可能な発展に対する保障を強力にサポートするため、さらなるチベット石油・天然ガス資源の研究、調査、探査、開発業務を推し進めることが肝要であると言われている。

                             「チャイナネット」 2004/10/29