商務部の薄熙来部長は4日、広西チワン族自治区で3日に開幕した中国・ASEAN博覧会のために中国を訪問している、インドネシアのパンゲストゥ産業貿易相と会見した。薄部長は「中国の今年の輸入総額は5千億ドルを突破する見込みだ。インドネシアをはじめとする東南アジア諸国連合(ASEAN)各国が、中国の輸入額の中でより大きな比重を占めることを心から願う」と述べた。
薄部長は「中国はASEANとの経済協力発展を、今後の経済協力の重点の一つと考えている」と表明。現在、中国・ASEAN自由貿易圏の創設を推進する過程で、インドネシアはASEAN諸国の中で重要な役割を果たすことが可能だ。中国側は、中国企業がインドネシアやその他ASEAN各国の企業・商工業団体との間で直接協力を展開することを奨励する。またインドネシアが打ち出したインフラ整備、投資、貿易の3方面における二国間の協力強化の提案を積極的に検討していく。
今年、中国とASEANとの貿易額は1千億ドルに達する見込み。中国・ASEAN自由貿易圏の創設は2005年に全面的にスタートする予定だ。
「人民網日本語版」 2004年11月5日
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