天然の緑茶を原料とする食器洗剤、中日共同で発明

         
 中国伝化グループと日本花王グループの技術者はこのほど、洗剤による二次汚染を効果的に防ぐことのできる天然の緑茶を原料とする食器洗剤を共同で開発した。

 現在一般に使われている食器洗剤は、弱アルカリ性のもので、食材に残留する一部農薬との間化学反応を引き起こす可能性があり、それによって農薬よりも強い毒性のある物質となるおそれがある。

 中日両国の技術者たちは、中国産の普通の緑茶から分離されたPH値が弱酸性である活性成分が、油や生臭いにおいを除去することができ、残留農薬をも効果的に水に溶解させうることを発見した。この発見に基づき、科学者たちはさまざまな科学的な手段によって、緑茶食器洗剤を開発した。この洗剤は、毒性物質の発生を効果的に防げるほか、弱酸性であるため、肌にも非常にやさしいという。

「チャイナネット」 2004年11月8日