中国 個人による自動車購入が初めてシェアの50%を突破

         

 国家情報センターの中国経済情報サイトが11月7日に掲載した市場予測レポートによると、2002年以来、中国の自動車販売市場では個人による自動車購入台数が大幅に上昇し、初めてマーケットシェアの50%を上回った。

 同レポートによると、都市における駐車場や石油価格の高騰などの制約で、2004年から2010年にかけて、中国の自動車販売市場の伸び率が年ごとに10%−15%にとどまり、2010年までのニーズは880−1200万台、保有台数は5000-5000万に達するとみられている。

 マーケットニーズが自動車産業への投資の急速な増加をもたらすため、将来、自動車製造業では5%−10%の生産量、10%-20%の生産能力が過剰となるのではないか、と見られている。これからの3〜5年ほどは、中国の自動車、特にマイカーの値下げが続くと同レポートは予測している。また、将来において自動車の輸入が国内市場に欠けるものを補うことになろうが、部品の輸入は国内生産企業の自動車生産のセット化のためのものとなっている。中国の自動車の輸出は長期にわたって低い段階にあり、自動車産業以外の資本が自動車産業に進出するか、または自動車生産企業が投資を追加する際、自らの実状に基づいて、国産のブランドをつくり上げなければならないと同レポートは指摘している。

「チャイナネット」 2004/11/09