政府部門のウェブサイトは各クラスの政府がインターネットを通じて人々にサービスを提供する重要な窓口であり、その「域名」(ウェブサイト名)は、統一的な原則にのっとって行うべきである。しかし、先般「計世資訊」が発表した調査結果によると、一部の政府部門のウェブサイトは勝手に命名されており、インターネット利用者に不便をもたらしている。
この調査結果では、ウェブサイトの命名の原則では、政府部門のウェブサイトは「.gov.cn」を域名の後のつづりとして使用すべきだが、一部のサイトは、なお社会団体、企業が使用しているものを使っている。例えば、山西省政府のウェブサイトは「shanxigov
.cn」で、「shanxi.gov.cn」という規範的な域名を使用していない。青海省は、規範的な域名「qinghai.gov.cn」を使用すると同時に「qhinfo.com」という域名も使用している。
このほか、政府部門のウェブサイトの命名の際の中国語のピンインの使い方にも問題がある。あるところは地名のピンイン全部を域名に使用しているが、あるところでは地名のピンインの頭文字だけを域名に使用している。例えば、福建省政府の域名は「fujian.gov.cn」であるが、吉林省政府の域名は「jl.gov.cn」である。中国語のピンインの頭文字を使用しているものとして、広東省、広西チワン族自治区、雲南省、黒竜江省、内蒙古自治区などの政府部門のウェブサイトがあり、省クラスの政府部門のウェブサイトの半分近くを占めている。この地名ピンインの頭文字の命名方法は非常に誤解を招きやすい。例えば、「hn.gov.cn」が指しているサイトは、河南省でもなければ、湖南省でもなく、安徽省淮南市科学技術局である。
「計世資訊」のアナリストの曲曉東氏は、政府のウェブサイトの命名に規範化が欠けるため、一部の地方政府のウェブサイトの技術者のインターネットを通じて人々にサービスを提供する意識を高める必要があると指摘している。
「チャイナネット」 2004年11月9日
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