知財権保護、行政・司法による対策を推進

         

 知的財産権保護弁公室の張志剛主任(商務部副部長)はこのほど、中国とスペインの経済貿易委員会第20回会議に出席し、知的財産権の保護に向けた中国の取り組みについて、次のように述べた。

 知的財産権の保護において、中国は一貫した原則的立場と、断固たる姿勢を持っている。中国はきっと、西側諸国より短い時間で知的財産権保護のシステムを整備し、満足のいく成果を上げられるだろう。

 中国はすでに、比較的整った知的財産権保護の法体系を確立しており、これらは世界貿易機関(WTO)の規定と完全に合致している。知的財産権の法的保護に関する行政・司法の両ルートを確立しており、行政的手法による知的財産権の保護は、中国における知的財産権取締りの大きな特色だ。司法分野では、すでに知的財産権訴訟専門の法廷が各レベルの裁判所に設置された。このふたつの取締り機関が連係し、保護を強化している。中国政府は一貫して知的財産権の保護を強く重視しており、「知的財産権保護弁公室」を設置した。国務院は今年9月から来年8月までの1年間、知的財産権の保護活動を展開することを決定した。

「人民網日本語版」 2004年11月10日