中国で最初の大学文化・科学技術パークがオープン

         

 中国初の文化産業を運営する大学パーク、中国人民大学文化・科学技術パークがこのほど発足した。現在、出版、メディア、インターネット、金融、ベンチャーキャピタルなどの数多く分野の会社が同パークに進出することになっている。

 中国人民大学は、人文・社会科学で名が知られている中国の名門校であり、理論経済学、応用経済学、法学、メディア学、社会学などの分野において全国でトップクラスの力をもっている。人民大学文化科学技術パークは人民大学のそういう力と人材、国際交流面の優位を背景にして、文化商品のイノベーション基地、文化企業のインキュベーター基地、文化産業人材の育成基地を目指して発足したものである。

 教育部の趙沁平副部長は発足を祝う式典で、大学科学技術パークの建設は1990年からはじまり、これまでにすでに44ヶ所を数えるに至っている。2003年末までに、大学の科学技術パークの総面積は385万平方メートルに達し、進出企業は3381社に達した。これらの企業が請け負っている国の科学技術企画に組み入れられた3152項目のプロジェクトのうち、特許をもつプロジェクトは2293項目にも達する。留学経験のある約1600人がこれらのパークで起業し、10万ぐらいの就職口を提供していると語った。

「チャイナネット」 2004年11月10日