五輪会場の建設は節約重視で 国務院常務会議

         

 国務院常務会議が10日に召集され、北京五輪の準備作業に関する話し合いが行われた。会議では次の方針が確認された。

 五輪の準備作業は正念場に入った。人民本位と、全面協調・持続可能な科学的発展観を貫徹し、準備作業の各方面で、エコ五輪・科学五輪・人文五輪を実行しなければならない。

 五輪会場と施設の建設は、節約型五輪の方針に基づいて進めなければならない。建設・管理から大会後の活用まで総合的に考慮し、資金投入とプロジェクトへの監督を強化するとともに、すべてのプロジェクトが期日通りに高品質で完成するようにしなければならない。

 五輪の準備は首都の発展、生態環境の保護、精神文明建設と結びつけなければならない。都市交通や通信などのインフラ整備を強化し、引き続き大気汚染対策を進め、五輪 PRと文化教育事業を展開し、五輪成功に向けた良好な物的・人的環境を整えなければならない。

 国際オリンピック委員会や関係国際機関との交流と協力を引き続き強化しなければならない。国務院の関係各部門と社会の各方面は、五輪準備事業を強く支持し、積極的に参与しなければならない。

「人民網日本語版」 2004年11月11日