ソニー、中国デジタル市場での業績50%増

         
北京で発表されたソニーの新製品720万画素P150型デジタルカメラ=11月8日

 ソニーは現在、これまでにない勢いで中国市場に各種新製品を絶えず投入している。こうした「勢い」は中国国内における販売業績の急成長とシェア拡大によって同社が自信を深めた現れと言える。

 ソニーは8日、北京で2004年の新しいデジタル製品の発表会を開き、デジタルカメラとデジタルビデオカメラ5シリーズ10種を一挙に発表した。

 ソニーチャイナの川崎成一社長は発表会で「全世界のデジタルカメラ・ビデオ市場の一貫した安定成長を背景に、ソニーは今年の中国市場における業績が50%以上の成長を引き続き維持すると確信している」と語った。

 同社は今年の中国市場における販売業績が前年度の80%増と予想していることから、2004年度の販売目標をそれに応じて引き上げた。

 現在、ソニーの中国におけるデジタルカメラのシェアは30%超、デジタルビデオカメラのシェアは50%超で、トップを占めている。同社は中国にデジタルカメラ・ビデオの生産ラインをすでに完備していると話している。

「人民網日本語版」 2004年11月11日