中国の対外投資、生産拠点の海外シフトが急増

         
 商務部によると、今年1〜9月に承認・登録された加工貿易の対外投資プロジェクトは95件(増資9件を含む)に上った。これらプロジェクトの投資総額(契約ベース)は2億8600万ドルに迫り、うち中国側の投資は2億4200万ドル。いずれも前年同期に比べ倍増した。

 中国による加工貿易のための対外投資には、現在次のような傾向がある。

 (1)主な投資先はアジア、アフリカ、旧ソ連地域の東部。件数、プロジェクト投資総額、中国側の投資額ともに、同3地域への事業投資が90%以上を占める。

 (2)海外に生産拠点を置く業界は、引き続き従来型産業である軽工業、繊維産業、機械電気産業などが中心。農業プロジェクト1件を除くすべてが同3業界に集中し、市場化レベル、競争力ともに優れた企業が多い。

 「人民網日本語版」 2004年11月11日