ロシア外相、露中間の国境協定を高く評価

         

 ロシアのラブロフ外相は14日、「ロシアと中国は有史以来初めて国境問題を完全に解決した。国境問題について双方が締結した協定は、二国間関係において緊張を招く要素を除くのに役立つ」と話した。

 ラブロフ外相はまた、「ロシアはこれまで、中国や日本との間に領土問題が存在することを認めてきた。露中両国の二国間関係が戦略的協力パートナーシップのレベルに達したことが、中国との国境問題の解決に可能性を与えた」と話した。

 中国外交部の李肇星部長とラブロフ外相は10月14日、「中華人民共和国とロシア連邦の中露国境東端に関する補充協定」に北京で調印した。これで、両国間の4300キロメートルにわたる国境がすべて確定した。

「人民網日本語版」 2004年11月15日