米中関係は30年来で最も良好 パウエル米国務長官

         

 米国のパウエル国務長官は13日、米国メディアの取材に対し、「米国と中国の関係は現在良好で、この30年あまりで最もよい時期だ」と述べた。

 パウエル国務長官は、地域問題において中国が発揮した役割を称賛し、「(パウエル国務長官の)在任期間3〜4年の中で、中国の指導者が南アジア亜大陸問題の解決において非常に有益な努力を行ったことに気づいた。朝鮮半島核問題の解決では、中国も非常に有益な役割を果たし、6カ国協議を主催し、主導的な役割を発揮した」と話した。

 パウエル国務長官は米中経済貿易関係についても触れ、「米国は中国を重要な貿易相手としてとらえており、中国と確固たる経済関係を築くことを嬉しく思う。米国は、他の方面ではなく経済分野で中国と競争を展開することをより望む。中国による米国製品の輸入はすでに大幅に増加し、中米貿易の不均衡という敏感な問題を解決するために、より多くの米国製品を輸入するための対策が取られているところだ」と述べた。

 パウエル国務長官はさらに、「米国がしたいことは、中国とのコンタクトを図ることであり、『恐怖』ではなく『慎重』な気持ちで中国の発展を観察することだ。目的は、中国と共に前進することであり、中国を抑えることではない」と話した。

「人民網日本語版」 2004年11月15日