中国、チベットカモシカに対し、大規模な科学考察活動開始

         

 中国西部のココシリ(可可西里)地区で生息しているチベットカモシカの数を科学的に把握し、評定するため、中国の科学者は今、現地でのフィールド調査を始め、中国初のこの類の特別調査を行っている。

 中国の国家一級保護動物としてのチベットカモシカは主として、北西部の海抜4000〜5000メートルの高原地帯に生息し、中でも、青海省のココシリ地区はその主な生息地の一つである。

 中央テレビ(CCTV)の15日の報道によると、この科学調査チームは11月10日からココシリ自然保護区に入り、区の奥地と西部地帯で生息するチベットカモシカへの調査を始めた。来年の夏、科学調査チームは再び保護区に入り、保護区東部と南部地区に生息するチベットカモシカの分布状況に対し、調査を行う予定だという。

「CRI」より 2004/11/16