中国、日本との関係を重視 外交部報道官

         

 外交部の章啓月報道官は16日の記者会見で、記者からの質問に次のように答えた。

 ――中国と日本の首脳は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の開催期間に会談を行う予定か。会談が開催されない場合、中日関係が悪化する可能性はあるか。中国はいかなる中日関係を発展させたいと思うか。

 私は会談の問題についてこれまで何度も申し上げたが、中国は中日両国の指導者同士のコンタクトと対話を重視している。しかしこれには良好な雰囲気と条件を作り上げる必要がある。

 中国は日本との関係を重視しており、日本はわれわれにとって重要な隣国だ。われわれは徹底して「隣国との善隣関係とパートナーシップ」の方針に基づき、すべての隣国との関係を発展させている。中国と日本の友好・協力関係の強化は、アジア地域全体の安定と発展にとって非常に重要だ。

 ――中日間は首脳の相互訪問が中断しただけでなく、軍事方面の交流も中断している。中日関係の紆余曲折を避けるために、中日間の軍事交流を強化する必要はあるか。

中日両国が長期的に安定した善隣友好関係を発展させることは、両国および両国の人民いずれにとっても役に立つ。中国は日本と多領域・多階層にわたる交流と協力を展開していくことを望む。

「人民網日本語版」 2004年11月17日