中国の李肇星外交部長は18日、チリの首都サンティアゴで開かれたアジア太平洋経済協力会議（APEC)閣僚会議に出席した日本の町村信孝外相と会談した。

　李外交部長は「中国政府は中日関係を非常に重視している。両国が共に努力することで、長期的に安定して健全に発展する友好協力関係を発展させたい。両国の指導者、政府、各界が緊密な往来を保つことは非常に重要だ。特に両国首脳がときどき接触、対話することは、両国関係を発展させる上で非常に重要な意義を持つ」と語った。さらに李外交部長は、中国側の歴史問題と台湾問題における原則的立場をあらためて表明し、日本側が中日間の承諾を守り、実際の行動によって両国関係に影響する障害を取り除くことを希望した。

「人民網日本語版」　2004年11月20日