李外交部長、APECで反テロ・反腐敗の立場表明

         

 中国の李肇星外交部長は18日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)第16回閣僚会議で反テロ、反腐敗などの問題についてが発言し、中国の立場を述べた。

 反テロ問題に関して李部長は「中国はテロリズムの被害者であり、さらに反テロ闘争の堅い支持者、参画者である。APECはテロリズム撲滅で一連の協力措置を採り、各加盟国の力を向上させる分野において積極的役割を発揮してきた。われわれは、APECが経済成長の分野での役割を堅持すると同時に、引き続き反テロ分野でも建設的役割を発揮していくことを支持する」と表明した。

 反腐敗問題に関して李部長は「中国政府は腐敗撲滅を重視し、反腐敗の国際協力展開を支持し、APECの定めた反腐敗行動計画に賛同する。われわれは各加盟国が積極的に実務協力を繰り広げ、参考となる経験を学び合い、腐敗行為を共に取り締まり、アジア太平洋地域の経済社会発展において公平かつ透明な良い環境を築きたいと願っている」と述べた。

「人民網日本語版」 2004年11月20日