9000人の北京市民が家庭サービスに参入

         
 

 今年の9月までの時点に、北京では約9000人の失業者が家庭サービス分野に乗り出すことで、再就職の願いを果たすこと。このほど開催された北京市宣武区における8つの「コミュニティ・家庭サービス協会のステーション」の発足式の場で、「北京市民は地方から来た人たちの独壇場であった家庭サービス業に参入することになった」ことが明らかにされた。

 関係筋によると、2004年に北京市の労働関係部門はコミュニティ家庭サービスの一部を重点として、就職の機会を提供した。そういうチャンスが目の前に現れれば、より多くの北京市民はお高くとまる姿勢を振り捨てて、自らの強みを生かして家庭サービスに参入し始めた。天橋、大柵欄、白紙坊、陶然亭など、宣武区における8つの住民事務所では、「家庭サービス協会作業ステーション」が設置され、コミュニティの失業者を重点として助け、彼らの強みを生かすようにして、家電の修理、理髪・エステ、通学する子供たちの送り迎え、お年寄りの世話、野菜の配送など、「自分のためにサービスを提供する」というチャンスを北京市民にもたらすと同時、失業者の再就職問題も解決した。

 統計データによると、北京市の家庭サービス業従事者は15万人以上に達するが、そのうち、北京市民はわずか1万人以下。当面、さらに3万人の家庭サービス従業者の求人があるので、巨大な就職チャンスがなお未開発の状態にあるといえよう。

「チャイナネット」 2004/11/25