ソニー・ピクチャーズ、中国に制作会社を設立へ

         

 ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントは12月4日、中国電影(映画)集団の子会社との共同出資による映画・テレビ番組制作会社を中国に設立する。映画やテレビ番組の制作許可証を持つ合弁会社としては中国初。新会社設立は、商務部や国家広播電影電視総局(ラジオ・映画・テレビ担当部門)から認可されたばかりだ。ソニー側の持ち株比率は49%以下の予定。

 ソニー・ピクチャーズの中国進出は、テレビ・映画業界を揺るがす大きな変化だ。中国の映画・テレビ番組の制作や配給などの各プロセスに外国資本が正面から参入するのは初めてで、業界全体の発展にも深い影響を与えると予想される。

 ある関係者は「この提携は、ソニーが中国に根を下ろすだけでなく、合弁による成果を海外市場へ輸出する狙いもある」と語る。新会社の制作する映画や番組は、ソニーのグローバル・ネットワークを通して世界の隅々にもたらされることになるという。

「人民網日本語版 」2004年11月26日