全国14の省・直轄市の党、行政のトップが地元の経済発展に関する政策の成果や経験などを紹介するため、中央電視台(CCTV)第2チャンネルの番組「経済30分」中の「2004年
中国の経験」に出演している。一部新聞もその内容を掲載中。
「2004年 中国の経験」を番組編成した目的について、呉暁娟担当プロデューサーは「それぞれの地方政府が、直面する経済的難題を解決するため政策面で示した知恵を紹介したいと思ったのが動機で、この番組が各省や直轄市が互いに経験を交流できる場となれば」と話している。番組内容に権威性と説得力をもたせるため、出演対象はその省・直轄市の党、行政のトップに限定。「中国の経験」は来年以降も継続される予定。
番組に出演した中国共産党遼寧省委員会の聞世震書記は「いかにして長期にわたり“持病”を患ってきた古い工業基地に“健康”を取り戻させるか、いかにして工場の全面的移転を実現化するかを模索してきた。その結果、一時帰休者が国内最多だったこの地は今では、出勤時や退社時に街は労働者で溢れかえるまでになった」と強調。重慶市の王鴻挙市長は、人口の3分の2が農民で、貧しい山間部が面積の大部分を占める“最年少”(国内4番目・北京、天津、上海に次ぐ)の直轄市が、いかにして農民600万人の転職に成功したかについて語った。また共産党江蘇省委員会の李源潮書記は、わずかな狭い地である昆山地区が、世界のノート型パソコン生産量の30%を占めるまでに発展した経緯を紹介している。
番組出演するのはほかに、北京の王岐山市長や上海市の韓正市長、天津市の戴相竜市長、四川省の張中偉省長、中国共産党浙江省委員会の習近平書記、湖北省委員会の兪正声書記、河南省委員会の李克強書記、貴州省委員会の銭運録書記、吉林省委員会の王雲坤書記、陝西省委員会の李建国書記など。
「チャイナネット」 2004/11/30
|