第8回東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(中日韓)首脳会議が29日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれた。中国の温家宝国務院総理とASEAN10カ国、日本、韓国の首脳が同会議に出席した。
温総理は会議での演説で、中国のマクロ経済について次のように語った。
多くの人々が現在の中国のマクロ経済情勢に関心を持っていると思う。この場で私は責任をもって、みなさんにお話したい。中国経済の全体的情勢は現在良好だ。昨年8月から中国政府はマクロ政策運営において出現した問題に対して、タイムリーかつ大胆にマクロコントロール措置をとった。これらの措置の本質は、構造を調整し、体制と体系を改革し、経済成長方式を転換させ、経済生活における不安定で不健全な要素を取り除き、経済の迅速な発展を維持することである。今年1―3四半期における経済の穏やかな運営状況から見て、マクロコントロールはすでに明らかな成果を得た。われわれはマクロ経済の所期の目標実現に自信がある。
資源、エネルギー、環境の問題は現在、アジア各国が共に関心を抱く問題であり、中国が発展において直面した課題でもある。人口が多く、経済成長が続き、エネルギー需要が絶えず高まっている大国として、中国は国内資源の開発と利用に軸足をおき、エネルギーの使用効率を高めると同時に、各国との資源、エネルギー、環境の協力を強め、自らの需要を解決すると同時に、この地域の利益を考え、協力において持続的発展の可能性を実現する。
「人民網日本語版」 2004年12月1日
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