中国銀行業監督管理委員会責任者は、このほど、中国銀行、中国建設銀行の主要な指標はすでに中国銀行業監督管理委員会の段階的考察目標をクリアし、世界の先進的な銀行のレベルの平均に近づいたと語った。
9月末における中国銀行、中国建設銀行の不良債権率はそれぞれ5.16%と3.84%まで下がり、自己資本率はそれぞれ8.18%、9.39%に向上し、貸し倒れ引当金積み立て比率はそれぞれ68.35%、87.70%に向上した。
この責任者はまた、次のように語った。国有商業銀行の株式会社制改革のテストがスタートしてから1年以来、2行は財務再編のスピードを速め、銀行の構造改革に積極的に取り組んでいる。現在、2行の主な財務再編作業はほぼ終了し、資産の質は明らかに改善しており、資産負債率の状況は根本的に変わり、合計で回収不能債権1993億元、貸し倒れ発生の可能性のある債権2787億元を処理し、中国銀行は転換社債260億元、建設銀行は転換社債233億元を発行した。
財務再編を加速すると同時に、中国銀行は全体が「中国銀行股?有限公司」に、中国建設銀行は再編の方式で「中国建銀投資有限責任公司」と「中国建設銀行股?有限会社」に移行した。現在、テスト運営のこの2行において株式会社の定款、株主総会、取締役会、監査役員会議事規則、取締役会所属の専門委員会の議事規則などの起草及び申請書類の提出がすべて完了すると同時に、近代的企業制度に即した株主総会、取締役会、監査役員会及び経営管理組織を立ち上げ、試営業の段階にはいることになった。
「チャイナネット」 2004年12月2日
|