海南省と広東省を結ぶ鉄道、12月5日に開通

         
 粤海鉄道公司によると、我が国最初の海にまたがる旅客輸送鉄道が12月5日に開通することになった。列車が広東省の広州と海南省の海口市の間を往復し、珠江デルタの旅客たちの鉄道を利用しての海南島への旅行が便利になった。

 12月5日に開通する列車は直通快速列車(k407/408次)で、夕方に発車し、途中三水、肇慶、茂名、湛江などの駅で停車し、一夜の運行を経て翌朝海口に到着する。

 粤海鉄道は、我が国最初の海にまたがる旅客輸送鉄道であり、旅客たちが汽車に乗って瓊州海峡を渡るのも初めてのこと。関係部門は人々の生命と財産の安全を保障するため、非常に慎重で周到な準備をしてきた。列車の乗務員たちは陸地の車内でもサービスを行い、フェリーの上でも旅客たちの世話をするため、沿線でサービス業務に従事する者であっても、海事部門からの特別訓練を受け、国内初めての水陸両面の資格を持つ列車乗務員となった。

 この鉄道ラインが開通すると、広州=茂名、広州=湛江の旅客輸送列車は運行を止めることになる。広東省の観光業関係者はこのことに大きな興味を示して、海南島観光への「鉄道利用団」の最大の優位性は価格にあり、これから多くの人を引き付けて汽車で海南島へ観光やバカンスにいくことになろう。

                             「チャイナネット」 2004/12/03