温家宝総理は6日北京で、中国を訪問中のドイツのシュレーダー首相と会見し、「中国政府は一貫して戦略的立場からドイツとの関係を発展させ、両国の戦略的パートナーシップを絶えず前向きに推し進めていきたい」との考えを示した。
温家宝総理は中国とドイツ関係の次の段階への発展について、いくつかの提案を出した。それは、両国は相互信頼を強め、双方問題や多角的な分野での協調と協力を強化していくこと、両国の経済貿易協力を更に拡大すること、文化、教育などの分野における交流と協力を積極的に行うことなどである。
温家宝総理は更に、「中国側はドイツが国際事務で更に大きな役割を果たすことを歓迎し、ドイツ側と共にテロとの戦いや、平和維持などの分野での協力を行うことを期待している」と述べた。
シュレーダー首相は温家宝総理の両国関係についての評価と提案に全面的な賞賛の意を表した後、「ドイツ側は引き続き『一つの中国』という政策を堅持し、中国とドイツ、中国とヨーロッパとの関係発展を積極的に促していく」と表明した。
シュレーダー首相は当日北京入りし、3日間に亘る中国訪問を始めた。なお、これはシュレーダー首相の6回目の中国訪問である。
「CRI」より 2004/12/07
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