2020年、中国のエネルギー投資が18兆元に

         

 中国発展改革委員会エネルギー局局長の徐錠明氏は、このほど、2020年までに、中国のエネルギー工業投資額は10兆元達し、エネルギー資源輸入への資金投入を加えると、投資総額は18兆元にのぼると語った。

 中国発展改革委員会が、先般公布した「省エネルギー中長期専門計画」の中で、現在我が国のエネルギー消費は依然として石炭を主体としているが、その他の良質のエネルギー資源の比率は上昇しており、石油の安定的供給も軽視してならないと指摘した。2002年の国全体の一次エネルギー資源消費総量は15.14億トン標準石炭に相当し、1990年に比べて5.27億トン標準石炭相当のエネルギーを多く消費し、エネルギー消費は53%増え、年平均3.6%増となり、そのうち石炭は66.3%、石油は23.5%、天然ガスは2.6%、水道と電気、原子力発電は7.6%を占めている。中国は1993年から石油純輸入国に転じて以来、対外依存度は年々高まり、2002年の石油純輸入量は8130万トンに達し、対外依存度は32.8%になった。

 このほど開催されたエネルギー投資フォーラムで、徐錠明氏はまた、昨年中国の石炭生産高は16.67億トンで、今年18億トンに達する見込み。2020年までに、中国の石炭貯蓄量の不足分は1700億トンで、政府は400億元を計上して1700億トンの石炭貯蓄不足分を補う計画であると述べた。

 そのほかに、中国の石油備蓄においては国が投資・管理し、三大石油グループに施設の建設を依頼することとなっている。今年中国の原油輸入量が1.2億トンを突破する可能性があり、これは昨年より100億ドル以上を余計支払うことを意味するものである。

                    「チャイナネット」 2004年12月7日