花卉産業が中国の新興産業に 従業者数は293万人にのぼる

         

 伝えられるところによると、中国林業局の祝列克副局長はこのほど、近年中国の花卉産業は急速な発展を遂げ、花卉産業はすでに政府と企業にとって注目度の極めて高い新興産業になり、発展のポテンシャルは非常に大きいと語っている。

 祝列克副局長は、このほど開催された第6回海峡両岸花卉博覧会で、花卉産業は世界で最も活力のある産業の1つで、国際園芸生産者協会の統計データによると、2003年における世界全体の花卉の総生産額は約900億ドルに達した。近年、中国の花卉産業も急速な発展を遂げ、2003年末現在、全国の花卉栽培面積は43万ヘクタール、売上高は353億元、輸出入額は9680万ドルに達し、花卉市場は合計2185、花卉生産企業は6万社を上回り、従業者数は293万人以上にのぼり、花卉農家は96万戸となっていることを明らかにした。

 中国林業局造林司巡視員の郭涛氏によると、改革開放政策実施以来、中国の花卉産業は飛躍的な発展を遂げているが、総じて言えば、現在の中国の花卉産業の発展は、中国の地位にはふさわしいものとは言えない。中国で自然環境の比較的によい沿岸部や南部地区の花卉産業の発展は速いが、西部地区や北部地区では巨大な発展の潜在力がある。その特殊な自然環境は花卉の革新にチャンスをもたらし、それぞれの特徴を持つ花卉品種を形成することが可能と見られている。

 伝えられるところによると、福建省は中国の重要な花卉生産基地である。2003年の省全体の花卉栽培面積は11506ヘクタール、売上高は17.44億元、そのうち輸出額は1558万ドルに達し、花卉はすでに福建省政府に9つの重要園芸作物の1つと位置づけられており、スイセン、ホトトギス、人参榕、サボテンなどの花卉産品は国内シェアの60%以上を占めている。

                     「チャイナネット」 2004年12月10日