中国の学者たちは、「WTO加盟は中国の経済や社会に大きな影響を与え、中国社会で多くの積極的な変化を起している。それとともに中国の対外貿易の依存度が増えており、国際経済からの影響を受ける可能性もますます高くなる」と見ている。
12日付けの「人民日報」の報道によると、中国対外経済貿易大学は、中国のWTO加盟3周年記念日に際し、11日北京で学術シンポジウムを行い、WTO加盟が中国に与えた影響について討議した。シンポジウムに参加した専門家らは、「WTO加盟3年以来、中国の産業構造の調整は急速に進み、経済競争力も強化された。市場経済システムは、さらに整備され、政府機関の機能転換もはやまった。対外開放のレベルは絶えず高められ、世界経済への影響力も次第に強まっている。都市部と農村部住民の生活水準と実際の福祉レベルも向上した。経済発展の外部環境も整い、地域の経済協力も加速している」と見ている。
専門家らは、「この3年間に、中国の対外貿易は急成長をとげ、年間対外貿易総額は、1万億ドルを突破し、アメリカとドイツに次いで世界3番目の貿易国となっている」と指摘した。
「CRI」より 2004/12/13
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