大まかな統計データでは、食糧価格の上昇で、今年の中国農民の食糧販売収入は6百億元あまり増えた。中国発展改革委員会の李盛霖副主任は、このほど開催された「全国発展・改革会議」の席で、来年中国は引き続き食糧の最低買い上げ価格政策を実施すると述べた。
伝えられるところによると、今年、中国発展改革委員会は農民の種まき前に米の最低買い上げ価格の政策を打ち出し、食糧の価格を適度に引き上げることで農民の収入増を促すことになった。
李盛霖副主任はまた、中国は来年も食糧価格の下落をを食い止めると同時に食糧価格が暴騰することをも防ぐため、食糧の最低買い上げ価格の政策を引き続き実施し、食糧価格が合理的で、安定したレベルを維持することを目指すと語った。
来年、中国は農村での税金・費用徴収の改革に力を入れ、農業に関連する徴収金を全面的に整理し、農民の地区にまたがる就業、都市への出稼ぎにおける差別的な規定及び不合理的な費用徴収制度を撤廃することに取り組むことになっている。
それ以外に、中国政府は来年適時に食糧輸出入のマクロ調整を実施し、国内の主要食糧品種の過不足を調節し、農民とかかわりのある物価の安定を図るという明確な姿勢を取っている。今年、中国は連続5年の食糧単位面積生産量、総生産量の状況を転換させることに成功し、食糧の増産幅は史上最高となった。
「チャイナネット」 2004年12月15日
|